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Iioka Yukiko Science of Nursing
研究活動
現在、取り組んでいる研究について紹介します。興味や関心がある方は、ぜひご連絡ください。
看護職のためのリフレクションマッププログラム
看護は実践科学であると言われています。体験を振り返ることで、自分が大事にしていたこと、自分の思考パターンなどを知り、学びを深めたり、エンパワーメントしたりすることができます。振り返りというと「反省会」のようなイメージがありますが、リフレクションは「間違いを正すもの」ではありません。体験の中にある大事な宝物を探すようなものなので、このプログラムのキャッチフレーズは〔 “答えはあなたの語る体験の中にある” 〕です。このプログラムは、テーマやステップが書かれたリフレクションマップを用いることでスムーズにリフレクションが進みます。研究活動でこのプログラムの効果を明らかにしました。
看護職の調整力を高めるプログラム開発
「退院にむけて訪問看護師とケアについて調整します」など、“調整”は臨床では多く活用されています。専門看護師には“調整”という役割もあります。ですが、“調整”はとても複雑であいまいな活動と言えるでしょう。この“調整する能力”をできるだけ明らかにして、その能力を高めるための教育プログラムを開発することに取り組んでいます。
配慮が必要な学生へのFD・SD活動
看護基礎教育では臨地実習はとても重要な学びの機会です。医療の安全を担保しつつも、学生にとって良い学びの場になるよう調整することは教員の重要な役割になります。配慮が必要な学生の修学支援において、当該学生への支援だけでなく、特に組織としての体制整備なども重要な視点になるでしょう。組織全体としてどのような体制を整えたら良いのか、それを考えるためのFDプログラムを開発しました。これまで20近い教育機関や看護協会などでプログラムを実施しています。
多職種連携におけるコーディネートを高める研修
「多職種連携」では、色々な困難を感じている方が多いかもしれません。多職種連携は、その場に関連する人たち、組織の文化、その課題の緊急度など様々なことに影響されます。それらをうまくコーディネートして連携を高めることが大切です。多職種で学ぶプログラムであり、e-learningとオンラインの研修を組み合わせて行っています。
カンファレンスをより良くするファシリテーションプログラム
臨床ではたくさんのカンファレンスが行われています。いろんな方の意見が聞けて、みんなで考えることにより良い決定ができる貴重な機会です。一方で、あまりうまく討議が進まないこともあるでしょう。そういう時にファシリテーションスキルが活用できるかもしれません。ファシリテーションスキルをワークで体験して、スキルアップを目指すプログラムです。
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